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tinder美女との顛末(4)


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次の日も朝からアンとLINEです。

この日、彼女は休みだとかで心斎橋に出かけて果物を買ってきたようです。

 

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朝っぱらからゴージャスな暮らしっぷりを見せつけられて、僕はただただ感心するばかりです。生まれてこのかた丸ごとのマスクメロンなんて買ったことないし。

昔、北海道出張のお土産に実家に夕張メロンを送ったことがあるぐらいです。

ちなみに彼女の家は心斎橋から3kmほどの場所にあるマンションだそうです。大阪には土地勘がありませんが、けっこう便が良さそうな場所です。

 

住んでいる場所の話からなぜ通勤にタクシーを使わず電車を使うのかという話になり、なぜ車を買わないのかと軽く責められました。

 

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都会だと車通勤は決して便利とは限らないしたいていの人は車通勤はしないという日本の社会人事情がわかっていないんでしょうか。日本人の友達、いないんですかね。

電車の乗り換えや遅れることよりも渋滞のほうが、普通の社会人は怖いものではないでしょうか。

そんな非常識なところもお嬢様っぽくはあります。

 

LINE夜の部では、アンが結婚に失敗した話になりました。

家族全員の反対を押し切って強行した結婚なのにわずかな期間で離婚してしまったのだそうです。そのことを彼女はとても後悔しており、今度はきちんとした人と結婚したいのだとか。

そんな話からこんな流れになりました。

 

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もちろん、僕は「あなたのことが好きですよ」と答えました。

彼女は喜んでくれていました。

やばい、オレ、結婚しちゃうじゃん! でも、僕の仕事は東京を離れると不便だし、彼女も大阪を離れることはできなさそうです。……うーん、でもここは僕が大阪へ行くべきなんだろうな……そんな妄想が頭の中でぐるぐるしていました。

しかし、これが幸せの絶頂だったのです。

 

深夜、何気なくtwitterを眺めていると、「マッチングアプリで知り合った台湾人の女の子からの投資話を断ったら音信不通になった」というツイートを見つけました。僕がフォローしている人ではなく、間に1人挟んだ間柄の人です。

その人のページに飛んで過去のツイートをさかのぼって行くと、どうも聞いたような話ばかりです。

幸せの絶頂から一気にどん底に突き落とされた気分でした。

(続く)

 

 

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