12年の年末です。
今回は10年ぶりぐらいにタイでの年越しです。
これまでは年末にタイに来てもだいたい30日ぐらいには日本へ帰っていました。
元日は実家で過ごすというのが恒例だったからです。
実家は全然好きではないし、兄弟はみんな結婚して家庭持ちで子供もいたりするので居づらさも多少はあります。
しかし、「タイに行くから」といって僕1人欠席するのも、いかにもという感じでちょっとバツが悪いです。
しかし、最近は兄弟たちも、子供が大きくなってきたこともあって自分たちの都合を優先し始めていて、元旦に全員揃うことがなく、元旦と2日だったり3日だったりに分散するようになりました。
それで僕も2日か3日ぐらいまでに帰国すれば良くなったのです。
もう一つの理由は、タイで年越しすることに全然魅力を感じていなかったことです。
90年代や00年代前半に何度か年越しをしたことがあります。
でも、とくに面白いことなんてなかったんですよね。
バンコクだったらチャオプラヤ、パタヤだったらバリハイ?だかどこだかで、カウントダウンや花火があるとは聞いていますが、あまりそそられないので行ったことはありません。
ゴーゴーにいたら年越しの瞬間だけカウントダウンをしてくれるけど、その瞬間だけですし。
そういえば、昔パッポンでめちゃめちゃボッタくられて、連れと一緒に伝票の束を数えているときに年が明けてしまったなんてこともありました。
それがなぜ、この年に限ってタイで年越しをしようと思ったのか。
それは前々回のエピソードに登場したMくんの一言でした。
Mくんもすっかりタイにハマっていて、年に2回ぐらいは訪れるようになっていました。
行動を共にすることもありますが、たいていはお互いに好き勝手やっているので彼なりに開拓している分野では僕よりも全然詳しかったりします。
「えっ、ゴーゴーさんっていつも年越ししていないんですか? めっちゃ盛り上がって楽しいっすよ♪」
そんな僕の知らない〝タイの年越し情報〟を出してきたのです。
↓Mくんが登場するエピソードはこちら
「え~っ、どうせクラブの話でしょ? クラブは嫌いじゃないんだけど、いま一つついて行けなくって」
「いや、ナナプラの話ですよ。店がはねてから皆で遊びに行くんすよ。去年なんて朝までいっちゃいましたもん」
彼はいつのまにか『Lolipop』のゴゴ嬢とかなり仲良くなっていて、彼女が家族のために田舎に建てた家にも一緒に行く仲になっていました。
僕も何度か会ったことがありますが、山田まりあ似の美人です。
「ふ~ん。じゃあ、今年は年越ししてみようかな…」
ちなみに昔、ボッタくられて伝票を数えているうちに年越ししてしまったときの連れはMくんです。彼が楽しいと言うんだからもしかしたら楽しいのかも知れません。
いや、きっと楽しいに違いありません。
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