↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。
アンザイさんの家での忘年会。
参加者は男女ともほぼ乱交パーティメンバーなんですが、フツーに飲み会です。
なんとなく周囲から聞こえてくる会話の内容も下ネタ濃度は相当薄いです。
まあ、僕もそういうのは別に期待していなかったので(でもナカムラさんとかがいたら、また話は違っていたと思いますが)別にいいんですけど。
みなさんはどういう感じで参加しているんでしょうね?
まあ、女性メンバーを口説いてやろうという下心満々の男はけっこういるはずです。
「いや~、Aさんの奥さんまいったわ~」
ずっとAさんの奥さんに捕まっていたアンザイさんですが、ようやく解放してもらえたようです。
Aさんは非常に大人しい人なのに(チ○コはめちゃめちゃ存在感出していますが)、奥さんはなんだかめっちゃノリがいい人で、今も隣の初老の男性を捕まえて何やらスゴイ勢いでアピールしています。
「奥さんも今度パーティに参加しちゃえばいいのに」
「それはそれでAさんのほうが嫌なのかもね」
そう簡単な話ではないようです。
アンザイさんが長老クラスの男性メンバーに呼ばれたため席を立つと、空いた場所に1人の女性が「ここ、いいですか?」と言って座りました。
もちろん断るわけがありません。
初めて見る女性です。年齢は20代半ばぐらいでしょうか。
茶髪のボブにぱっちりとした猫目が印象的なコでした。プロポーションはちょっと太めでしょうか。すごい美人ではありませんが、このパーティだったら目立つ容姿です。
たぶん会うのは初めてですね。まあ、僕も全然パーティには顔を出していないので最近のメンバーは知らない人のほうが多いです。
「私、モモカっていいます」
彼女の自己紹介によるとまだ21歳の学生でパーティには3カ月ほど前から来ているんだそうです。
「ゴーゴーさんですよね? よく話には聞いていますよw」
たぶんアンザイさんでしょう。
パーティでリビングに集まっているときにあまり話が盛り上がらなかったりする場合、アンザイさんがMCよろしく場を回して盛り上げることがあります。
それはそれでいいんですけど、僕がユキから長文のダメ出しメールを食らって寝込んだ話などをちょいちょいネタにしているようなのです。
どうもアンザイさん的にツボだったらしい
それ以外にもネタはいくつかあるみたいで、アンザイさんの僕に関するネタはすっかり定番になっていました。
「あ、モモカちゃんこんなところにいたんだ♡」
これまた初見の40代ぐらいの男性がやって来て、モモカの隣に腰を下ろしました。
ちょうど男性と僕とでモモカを挟むような席順になります。
「あ、ヤマベさんまた会いましたね~」
モモカは笑顔でヤマベと呼ばれたおっさんと話していますが、僕は何となく彼女が嫌がっているような気がしました。
「だめだよー、急にいなくなっちゃうから寂しかったじゃん~」
「え~っ、でもあそこの席エンドウさんもサカイさんもいたじゃないですか~」
「僕にはモモカちゃんしか見えていないの~!」
ねっとりと猫なで声でモモカに迫るヤマベ氏。さすがにこれはちょっと嫌だなあ。
しかもヤマベ氏、僕とモモカが話しているところに割り込んだことに気を遣ったのか、
「ほら、このコ、可愛いですよね~?」
などとモモカの顎をクイッとして彼女の顔をこちらへ向けて見せたりするのです。
このときはさすがにモモカもちょっと嫌な顔をしていました。
巻き込まれるのは面倒くさいけど仕方がないので、
「ヤマベさんってお初ですよね。パーティーにはよく来ているんですか?」
と割って入って、何とか僕とヤマベ氏の会話に持ち込みます。
「ここ最近はけっこう来ていますかねえ。でも週末はゴルフが多くて……」
しかし、僕と話している間もずっとモモカの肩や二の腕をすりすりしていました。
さすがにモモカも限界が来たようです。
「ごめんなさい、私そろそろ終電で……」
と立ち上がりました。そして続けてこんな言葉を。
「ゴーゴーさん、途中まで送ってもらえますよね?」
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