〝交際クラブ(人妻専門)〟で知り合ったカクコ。
人妻ではなく都内名門大学の3年生でした。
パッと見大学生には見えないんですけどね。
彼女とはその後も何度か会いました。
もちろん「お手当」ありの関係です。当時だと援交ってやつですね。
待ち合わせてホテルへ直行、くんずほぐれつのエクササイズのような取り組みでたっぷり2時間汗を流すのが初回から変わらないパターン。
僕も汗をかきますが、いつも彼女はそれ以上に汗をかきました。
カクコは体格はいいですが、決して太ってはいません。
それでもヒートアップしてくると、滝のように汗が流れ出てきます。
彼女との取り組みは激しいので、僕もけっこう汗をかきます。
結果、2人とも汗やらいろんな汁でどろどろになって絡み合うことになるのでした。
「何かスポーツやってた?」と聞いてみるとバレエを十数年やっていて、子供に教えていたこともあるのだとか。
けっこうガチなアスリートでした。
そして、ホテルの後はかならず焼き肉屋へ連れて行かされます。
「だって、Hのあとって必ず肉を食べたくなるんだもん」
そういってもりもりと肉をたいらげる彼女を見て、文字通りの肉食女子だなあと感心するしかない僕でした。
実際そんな彼女の肉食ぶりはなかなかのものでした。
あるとき、彼女の就職活動の話を聞いていたら、たまたま僕の知り合いがいる会社が志望先の一つだということが判明しました。
「紹介して」と言われたのですが、その知り合い(妻子アリ)はフーゾクなどには絶対に行かないくせに浮気をしたくて仕方がない男で、職場ではセクハラ三昧で女性スタッフ全員から嫌われているという人物です。
(カクコなんて絶対やられちゃうだろうなあ)と思ったので、
「紹介してもいいけど絶対に食うなよ」
ときっちり釘をさしたうえで紹介してあげたのです。
もちろん僕と彼女の関係については、ただの知り合いということにしました。
それなのに……オチはおわかりでしょう。
後日、彼女に聞いたら、
「あ、やっちゃった (・ω<) テヘペロ」などとぬけぬけと言いやがります。
しかも、話を聞くと彼女のほうが食っちゃった感じです。
ちなみに落ちたのか受けなかったのかは知りませんが、翌年カクコが就職したのはその会社ではありませんでした。
この類いまれなカクコの好き者ぶりにちょっと感動した僕は、アンザイさんに彼女を紹介することにしました。
容姿はさほどではありませんが何しろ若いですし、男性参加者の年齢高めのアンザイさんのパーティならばけっこうな戦力になると考えたのです。
アンザイさんに打診したところ、もちろん返事はOK。
パーティーにカクコとカップル参加することになったのです。
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