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『ゴーゴーバーの経営人類学』をやさしくまなぶ ⑬スクンビットのバーガールたち


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『Billboad』(Twitterより)

 

 

市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。

 

 

『ゴー経』で頻繁に出てくる用語に〝バーガール〟という言葉があります。

ふだんわれわれがあまり使わない言葉で、一瞬何のことかわかりません。

 

おそらく、本書ではゴーゴーバーのゴゴ嬢たけでなく、呼び込み嬢やウェイトレス、そしてバービアで働く女性など、界隈でセックスのお仕事をしている女性の総称として使ってると思うんですよね。

 

〝バーガール〟としてしまうと僕はどうもあまりピンと来ないんですけど、バーガール=ゴゴ嬢としてしまうのもちょっと乱暴な気がするので、そのままバーガールという言葉を使いたいと思います。

 

さて、スクンビットエリアのゴーゴーとバービアのバーガール数は2500人以上と見込まれます。

 

MPやカラオケなど性産業全体だともっと大きな数字になり、さらに生活に困ったときなどに一時的に客をとるテーメーにいりような女のコをカウントすれば、さらに増えるものと思われます。

 

バンコクのゴーゴーで働く女のコの多くはタイの地方出身者です。

ある調査によるとバンコクとその近郊の出身者は30%ほどで、あとは東北・北部を中心とした地方出身者だったとのこと。

30%もいるかなー。僕の体感としては10%ぐらいですね。

 

また、バンコク出身でも裕福な家庭に育ったコはほとんどいないようで、さらに大学を出てゴーゴーに就職するなんていう例もありません。

したがってゴーゴー嬢は稼がなきゃいけないけど、選ぶ仕事は限られている中でゴーゴーバーという職場にたどりついた人、と見ることができます。

 

前出の調査によると、平均的なバーガールがゴーゴーで働く期間は、1~3年のあいだの期間に長期休業をはさみながら実働2~18か月だといいます。

 

数年以上働き続けるケースも少なくはありませんが、1つの店にずっといるのではなく、いくつかの店を転々とすることが多いようです。

 

僕もゴーゴーに通い続けて長いですが、ゴゴ嬢の知り合いでずっと続いているコはほとんどいません。ウェイトレスとかママばかりです。

 

僕の場合、よく行ってるときでも年に3回、パタヤとバンコクに3~4日ずつぐらいの滞在ですが、ある店で会ったコに次に来たときに会える確率は7割ぐらい。その次に会える確率はだいたい3割ぐらいじゃないかと思います。

まあ、仲良くなって連絡先を交換すれば続くんでしょうけど、そんなに仲良くなれないもので。すいませんw

 

f:id:tbrazil:20200913152208g:plain

(Steinfattの調査より)

 

この表「A」って何だろう? これ、本書掲載の表を僕が書き直したんだと思うんだけど、なんでこんなことになってるのかまったく記憶にないです;;

「バーガル」になってるしw

 

それはさておき、この表によれば、バーガールの年齢層は10代後半から20代前半をピークに30代40代まで幅広いものとなっています。18~21歳で60%ぐらいでしょうか。

体感的に最近ではもうちょっと年齢高めな気がするんですけど、どうでしょう?

 

本来であれば、18歳以上でないとバーでは働けないのですが、実際は年齢を偽って働く16~17歳のコも少なくありません。これは店側も黙認しているケースが多いようです。

 

ゴゴ嬢を連れ出して捕まったという話はあまり聞きませんが、やっぱりこういうコを連れ出すと捕まっちゃうこともあるんでしょうねえ。

くれぐれもご用心を。

 

 

市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。

 

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