市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』(03年)の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。
だいぶ空いてしまいました。
ちょっと人事的なアレがあって忙しくなっております。半年前ぐらいまでは暇だったのになあ。
さて、もう忘れておりますが、前回は「なぜ男はゴーゴーに魅せられるのか」というお話でした。今回は「どんな男がゴーゴーに行くのか」というお話です。
ゴーゴーバーを訪れる男性客には在住者もいれば、ツーリストもいます。その目的もSEXさけな人もいれば、そうでもない人もいます。そんな多種多様な男性客を分類して、行動パターンに法則があるのかを調べる研究は以前から行われてきたようです。
暇やな。
オコーネル・デビッドソンさん(誰?)は、タイを訪れる男性セックスツーリストには3つの主なタイプがあると提唱しました。
①マッチョな若者:多くは20代の肉体労働者でスポーツのような活動的な娯楽を好む。自国で風俗を利用することはあるが、タイではそういうことはしないと主張する(つまりガチ恋愛しかしない)。
②ミスター・アベレージ:比較的高年齢層に多い。自国では風俗は利用しない。離婚や失恋経験があり、心の隙間を埋めるためにタイ人女生との恋愛に溺れる。セックスだけでなくロマンティックな幻想を抱いている。
③〝自称〟国際人:経済的に豊かで教育水準も高く、旅行経験も豊富。パッケージツアーの客やヤリ目の旅行者を馬鹿にしている。タイ人女性を金で買うこともあるが、自分はセックスツーリストではなく、お仕着せのものではない経験を求める洗練された旅行者だと思っている。
また、アルバカーキさん(誰?)のカリブ海の女性セックスツーリストの分類を市野澤先生はゴーゴーの男性客に当てはめてみています。
①初心者:金で買う性体験を主な目的に訪タイし、ゴーゴーバーに来た。
②ご都合主義のセックスツーリスト:旅行自体は風俗目的でなく、ゴーゴーバーに来たのもそれ目的ではないが、結局やっちゃう。
③ベテラン:すでに何度もリピートしており、性的な経験も豊富。不特定・複数のパートナーを持つ。
④帰還者:特定のバーガールと長期つき合っており、そのバーガールのみを目当てに訪タイ。
〝カリブ海の女性セックスツーリスト〟って何?
それが気になり過ぎて入ってきませんよw
みなさんはどこかに当てはまりましたでしょうか。何だか微妙にどれにも当てはまらないんですけどw
せっかくこのようにゴーゴーを訪れる男性をデビットソンさんとアルバカーキさん(だから誰?)が分類してくれてますけど、ゴゴ嬢と男性客の関係を考えるうえで、このような分類はまったく役に立たんのですよ、と市野澤先生はおっしゃっております。
つまり、ヤリ目的の人だって相手のゴゴ嬢次第ではガチ恋になるかも知れないし、ガチ恋の人だってやるだけやってバイバイするかも知れませんから。
相手あってのことなので、どこに分類されたから、この人はこういう行動パターンをしますよってことは言いきれないのだそうです。
まあ、当たり前っちゃ当たり前な気もしますけど。
でも、やっぱり人の気持ちなんて不安定なものですし、ゴゴ嬢との関係偶は然に左右されやすいということも理由に挙げられます。
多くの男性客はエロくてキレイなゴゴ嬢と深いつき合いを望む一方で、あわよくば不特定多数の魅力的なゴゴ嬢とねんごろになりたいと思っています。
だから、ゴーゴーを訪れる客のほとんどは、束縛を望みません。
〝カネで解決できる関係〟に安心しているからこそ、ゴーゴーを訪れるのです。
つまり、男性客にとってゴーゴーバーの大きな魅力の一つは、幾人ものゴゴ嬢と関係を持てるところにあります。
そういう関係を望む人は、特定のゴゴ嬢とは長期ではつき合わず、短いスパンでとっかえひっかえするのが理想のパターンです。
しかし、ゴゴ嬢としては、おいそれと乗り換えさせるわけにはいきません。
実際、多くの男性客は本命のゴゴ嬢には内緒で、並行して複数の女を作ることが多いようです。
その一方でゴゴ嬢は、これまでに書いたように男の属性や行動パターンを考慮に入れつつ、複数の男性客を上手く転がしながら、関係を維持しているのです。
まあ、確かに偶然という要素は大きいですよね。
店がわかっているコだって、店に行きさえすれば必ず会えるわけではありません。会えない確率は僕の経験ではけっこう多いです。
GWに出会って夏休みにまた会える確率って3分の2ぐらいじゃないでしょうか。
まあ、今はみんなスマホを持っているので、飛躍的に連絡はとりやすくなりましたけど。
ところで、カリブ海の女性セックスツーリストがきになっていますwww
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