↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。
あの深夜の電話以来、アンザイさんからは何も言って来ませんでした。
僕はいつまた無茶な要求が来るかと気が気ではありませんでしたが、この期に及んで僕に出来ることもないので、開き直って放置しておりました。
記事が掲載された見本誌も送ろうかどうか迷いましたが、送らないとまた何を言われるかわからないのでしれっと送っておきました。
もちろん問題の写真には一切手を加えることなくそのまま掲載されております。
当分の間、パーティにも顔を出したくなかったんですが、間の悪いことに次の回のパーティに申し込み済みだったんですよね。
キャンセルするのもこちらに何か引け目があるみたいで嫌だったので、勇気を振り絞って行くことにします。
ホテルの指定された部屋を訪ねるときも、実は僕だけ会場ではない部屋に案内されていて、そこにはコワイ人たちが待ってるんじゃないかという妄想でドキドキでした。
しかし、案内されたのはいつものパーティで。
リビングルームの奥のほうにはいつものごとくアンザイさんが陣取っていて、僕に気づくと声をかけてきます。
「あっ、ゴーゴー、雑誌送ってくれてありがとね~。エンドウさんスゴイね~。雑誌デビューしちゃったじゃんw」
あれっ?全然フツーなんですけど。
まるであの夜僕に恐喝まがいの電話をかけてきたことなどなかった感じになってます。
僕はキツネにつままれたような気分のまま席に着いたのでした。
普通にアンザイさんの馬鹿話に笑い、いつも通り適当に女のコを2人見繕って2回戦楽しませていただきました。
それ以来、なんだかすっかりアンザイさんとの距離が縮まった感じです。
それまではいつも7~8人いる参加者の中では僕は明らかに〝その他3~4名〟の中に含まれる存在でした。
まあ僕も陰キャですし大勢でワイワイしている場では気配を消すほうなので。
それでもしょっちゅう参加はしているので、アンザイさんからはかろうじて顔と名前を覚えられている程度でした。
それがこれまでより少し真ん中のほうで、何かとアンザイさんにいじられるようになったんです。言っても場を盛り上げるためにイジられるだけですからね。
いいんだか悪いんだか。
「ゴーゴーがさあ、別のパーティに行ったらしいのよ……」
いくつかネタはありましたが、その当時のアンザイさんのお気に入りは「幸せの赤いハンカチ事件」。
パーティーの主催者を名乗る男にホテルのロビーに赤いハンカチーフを身につけてくることを条件に集められたうえに、そこでお金を取られてそのまま逃げられた事件です。
「……それで、その場で赤いハンカチをつけた連中で被害者の会結成だってwww」
アンザイさん、いつもノリノリで話すんですけど、まあ僕は10回以上聞いているし他の参加者も笑ってるけどみんな3~4回は聞いているんじゃないでしょうか。
↓「幸せの赤いハンカチ事件」の詳細はこちら
どのネタもいつもこんな感じではありましたが、まあアンザイさんがご機嫌なので。
とりあえず写真の件は何ともなかったのが何よりでした。
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