市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。
容姿が少し残念なゴゴ嬢は安定的に収入を得るためには、少しでも自分に興味を持ってくれたり、相性に良いお客とより親密になることで、長期的にお金をかせぐ〝選択と集中〟戦略に寄っていく、というのが前回でした。
その一方で容姿の優れたゴゴ嬢は収入を安定させるというよりは、さらにガッポリ稼ごうとすることが多いようです。まあ、稼げるんならそりゃあ稼ぎますよね。
そのために一番手っ取り早いのは〝高回転戦略〟です。短期的にはこのやり方が一番効果的です。
以前、【ケース6】で登場した女性はその典型です。ペイバーを勝ち取ると金銭前提の〝えっち〟をちゃっちゃとこなし、できるだけ短時間で切り上げて店に戻る、というパターンです。
ただしこのケースは盗みを働いているし、ホントにゴゴ嬢なのかも怪しいですが。
↓【ケース6】の例はこちら
容姿さえ優れていればいくらでもペイバーはゲットできますから、丁寧な接客をしてリピートしてもらう必要はありません。より不特定多数のお客にペイバーされるほうが大金を稼ぐことができます。
高回転戦略をとるゴゴ嬢は一般に男性客を冷めた目で見ており、きわめて情け容赦のない仕切りっぷりを発揮します。
「クンニはマイダイ、ハイ挿入、ハイ動いて、ハイシャワー」的なやつ。経験ありませんか?
ただし、こうしたゴゴ嬢も相手によっては長期的関係を持とうとすることもなくはない、と市野澤先生は言っております。
容姿の良いゴゴ嬢がみなすべてこのような高回転戦略に走るわけではなく、お金への執着の強さ、SEXへの抵抗、その他性格に応じた理由から、行動は変わってきます。
しゃにむに働いて銭の花を咲かすか、無理せずに自分に興味を持ってくれる客だけを相手にするかは、結局のところ本人の判断なのです。
複数のゴゴ嬢が同じような行動をとっていたとしても、どのような考え方や判断で、どのような価値基準でその行動をとったのかは、1人1人異なる、と市野澤先生は述べています。まあ、
そして、そのような個人の性格の違いがもっともよく出るのが、この〝自在〟戦略をとるゴゴ嬢たちなのです。
そんなケーススタディは次回。
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